夫婦2人で合同会社を設立した実務記録|費用・手順・つまずきを全部公開

副業・在宅ワーク

※本記事にはプロモーション(PR)が含まれます。

「法人化とか社長とか、自分には関係ない世界」。少し前のわたしなら、間違いなくそう思っていました。

でも今、わたしは夫婦2人の小さな合同会社の代表です。しかも言い出しっぺの理由は、「なんとなく、社長になりたいなぁ」でした(笑)。

この記事では、貯金ゼロ・会計知識ゼロからスタートしたわたしが、合同会社を設立するまでにやったこと・かかった費用・やらかした失敗を、実務ベースで全部書きます。「法人化って実際なにをするの?」が知りたい人の参考になればうれしいです。

※法人化が向くかどうかは、収入や働き方など人それぞれの状況によります。この記事は「わが家の場合」の記録で、法人化をおすすめするものではありません。実際の判断は、必ず税理士さんなどの専門家に相談してくださいね。

結論|かかった実費は8万円弱。手続きは「サービス+自分」で完結

先に全体像から。わが家は2024年6月に、夫婦2人だけの合同会社を設立しました。

  • 設立の実費は合計8万円弱(内訳は後半の表で)
  • ただし維持費は別。税理士さんの費用だけで年間数十万円かかっている(わが家の場合)
  • 定款などの書類は会社設立サービス(司法書士さん)にお任せ
  • 法務局への登記申請は自分で行った
  • 会計知識は簿記3級レベル。それでもなんとかなった

きっかけ|「社長になりたい」と言い続けていたら、なれた話

当時のわたしは正社員を辞めて、在宅で業務委託の仕事をしていた頃。家にいる時間が長くて、「わたし、社会に対して何も生産していないのでは…」と、ふと思ってしまったんです。

そこからなぜか「社長になりたいなぁ」が口ぐせに(笑)。半分冗談で言い続けていたら、夫から「個人事業主でやっている仕事、法人化したほうがいいかもね」という話が出てきました。それなら、わたしも在宅の仕事を個人でやっているし、まとめて法人にして、わたしが代表になっちゃおう!と。

もちろん、ノリだけではありません。一番の実利は、世帯としての税金の最適化でした。夫婦それぞれの働き方と収入を整理して、世帯全体で手元に残るお金を考えたとき、わが家の場合は法人という形が合っていた、ということです(このあたりの判断はまさに人それぞれなので、税理士さんに相談するのが確実です)。

手続きの流れ|書類はサービスにお任せ、提出は自分で

わたしがやった流れはこうです。

  1. 会社設立サービスに申し込む … 定款の作成は、サービス経由で司法書士さんが対応してくれました
  2. 登記に必要な書類一式を作ってもらう … 会社名・住所・資本金などを入力していくと、書類がそろっていく仕組み
  3. 自分で法務局に行って登記申請 … 書類を持って提出。ここは自分の足で動きます

「登記」「定款」なんて、最初は読み方すらあやしいレベルでしたが(定款は「ていかん」です)、書類づくりそのものはサービスがやってくれるので、思っていたよりずっとハードルは低かったです。

やらかした失敗|有料で作ったのに、ゼロからやり直し

ここ、この記事でいちばん伝えたいところかもしれません(笑)。

実は最初、ある会社設立サービスにお金を払って書類を作ってもらったのですが、登記前に内容の変更が必要になって、まるごとゼロから作り直すことになりました。

そして2回目は、マネーフォワード クラウド会社設立という無料のサービスを使ったんです。……それなら最初から無料のこっちでやっておけばよかった!と、心底思いました(笑)。同じようにこれから設立する人は、まず無料でできるサービスから調べてみるのがおすすめです。

マネーフォワード クラウド会社設立(無料)はこちら

細かくつまずいたこと一覧

書類以外にも、「調べないとわからないこと」が次々に出てきました。当時のわたしがつまずいた順に並べます。

  • 用語がわからない … そもそも登記って何? 定款ってなんて読むの? からのスタート
  • 法人の印鑑(社印) … 何個必要で、どんな大きさのものを作ればいいのか
  • 資本金 … いくらにすべきか、そのお金をどうやって口座に移すのか
  • 法人口座・法人カード … どこで作るのがいいのか、比較材料を集めるところから
  • 税理士さん探し … 大切なお金を任せる相手なので、会社・個人あわせて3〜4人と面談しました。「そもそも、いい税理士さんの条件って何?」というところから、YouTubeなどで調べながらの手探りでした

ひとつひとつは調べれば解決するのですが、とにかく「初めて」の連続で、ずっと手探り状態でした。逆に言うと、インターネットの情報だけでも、なんとかなりました

ちなみに税理士さんは、最終的に、わたしが参加しているお金の学習コミュニティのご縁で出会った方にお願いしました。共通の価値観や前提があるので、やりたいことをゼロから説明しなくても伝わる。この安心感は、初めての法人運営でとても大きかったです。

費用まとめ|設立にかかったお金

わが家が設立時に実際に払ったお金です(2024年・わが家の場合。制度や料金は変わることがあるので最新は公式で確認してください)。

項目金額(目安)
登録免許税60,000円
会社設立サービス(1社目・有料)約3,000円
定款のCD-ROM作成費(2サービス分)約2,000〜3,000円 ×2
法人の印鑑一式約8,000円
合計約8万円弱

印鑑は、サービスから紹介もあったのですが、楽天で安いものを自分で探して準備しました。こういう細かいところで節約できるのも、自分で手を動かすメリットです。

設立後に毎年かかるお金も、正直に

設立の実費は8万円弱でしたが、法人は「つくって終わり」ではありません。わが家の場合、税理士さんの費用が年間で数十万円かかっています。また、法人には利益が出ていなくても毎年かかる税金(法人住民税の均等割)などもあります(金額や条件は執筆時点のもので、自治体や状況によって変わります)。

「ふたりだけの小さな法人なら、決算も自分でできるのでは?」と思うかもしれません。わたしも簿記3級を持っているので、一瞬考えました。でも「法人の決算は、個人事業主の確定申告とは別物で、とてもややこしい」と聞いていたので、規模にかかわらず税理士さんとは必ず契約しようと、最初から決めていました。わが家では、ここは「削ってはいけない費用」という位置づけです。

「設立は安いけれど、維持にはお金がかかる」。ここまで含めて、法人化を考える材料にしてもらえたらと思います。

法人化して変わったこと

わが家の法人は夫婦2人だけ。大きくするつもりもないので、会社そのものが表に出ることはほとんどありません。

それでも、変わったことがあります。わたしが会計を担当して、会社のお金の決裁をしている、ということです。稼いでいるのはほとんど夫なのに、決めるのはわたし(笑)。ちょっと面白い構図ですが、「この会社を続けていくには、こうしたほうがいい」と自分の頭で考えて判断するようになったのは、大きな変化でした。

それから、法人として受けるお仕事では「会社の名前を汚してはいけない」という気持ちが働きます。もともと一生懸命・誠実にやるタイプではあるんですが(笑)、看板を背負う感覚は、個人のときとは少し違うものでした。

まとめ|「社長」は、思っているより遠くない

要点をまとめますね。

  • 夫婦2人の合同会社を、実費8万円弱で設立できた(わが家の場合・2024年時点)
  • 書類は会社設立サービスにお任せできる。無料のサービスもあるので、最初からそちらを調べるのがおすすめ(わたしは有料→無料でやり直して学びました…笑)
  • 用語も手続きも「初めて」だらけだったけれど、ネットの情報でなんとかなった

正直なところ、費用を払って手続きをすれば、法人をつくること自体は誰でもできます。貯金ゼロ・知識ゼロだったわたしでもできたので、「社長なんて別世界」と思わなくて大丈夫です。

ただし、法人化が得になるかどうかは、収入や家族の働き方によって本当に人それぞれです。手間も、税理士さんの費用のような維持費も、確実に増えます。わが家も、法人の使い方は税理士さんと相談しながら進めています。興味が出てきたら、まずは信頼できる専門家に話を聞いてみてくださいね。


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