地方にある親の家の売却、不動産会社はどう選ぶ?地元の会社に決めた理由

親の家を売る、不動産会社の選び方。親子と不動産担当者が書類を見ながら相談するイラスト。 住まい・暮らし

親の家を売るとき、どの不動産会社にお願いするか。査定額が高いところ? それとも近くの会社? 比べようにも、どこを見ればいいのか迷いますよね。

両親の住み替えを手伝ったとき、最後に相談した2社の査定額はほぼ同じでした。そこで決め手になったのは、連絡や対応の早さと、この人ならお願いしたいと思える誠実さでした。

父は、売却の約3年前から自分で複数の会社を探し、査定を依頼していました。でも、いざ売ろうと改めて相談したら、以前と同じようには進まないこともありました。

今回は、親の家の相談先をどう探したか、家に来てくれた2社を何で比べたか、依頼後に助かったことを振り返ります。後半では、親とは別に、わたしが自分の家でイエウールを使ったときの経験もお話しします。

父はハウスメーカーや新聞広告から相談先を探していた

父が最初に連絡したのは、家を建てたハウスメーカーや、広告・新聞広告を見かけた不動産会社、ハウスメーカーでした。インターネットでは、あまり探していなかったそうです。

親の家があったのは地方で、相談先には遠方の会社もありました。実際に売る約3年前から、複数の会社に査定をお願いしていました。

ところが、本格的に売却しようと改めて相談すると、担当者が変わっていた会社がありました。引き継ぐと言われたものの、その後の連絡が来なかったことも。以前は相談できていたのに、対応地域ではなくなったと断られた会社もありました。

前に相談できたから、今回もそのままお願いできる。そう簡単にはいかないんですね。

そんなこともあって、両親の家は地元の不動産会社にお願いするのがよさそうだと感じました。地元なら必ずよい、というわけではありません。わたしたちの場合は、今この地域で動いてくれる会社を、もう一度探すことになりました。

そこで、地元の2社についてGoogleマップの口コミをたくさん確認しました。どちらもとてもよかったので、この2社に相談してみようと思いました。

最後の2社は査定額がほぼ同じ。違いを感じたのは対応だった

最後に比べた2社には、どちらも家に来てもらいました。このときの査定額は、不動産会社が自社で買い取る価格ではなく、路線価などをもとに算出された金額です。

そして、出てきた金額はほぼ同じ。数字だけで選ぼうにも、ここではほぼ引き分けでした。そこで違いを感じたのが、担当者の対応です。

問い合わせたその日に電話、翌日には訪問

最終的に選んだ会社には、ホームページの問い合わせから連絡しました。記憶では、その日のうちに電話があり、翌日には訪問してくれました。

査定の書類を作るだけでなく、必要なことは市役所にも確認に行ってくれました。ここまで動いてくれるのは、とても頼りになります。以前は引き継ぎの連絡を待っても来なかったことがあったので、この早さはありがたかったです。

もう1社も、調べてくれた内容は同じでした。ただ、こちらからは査定資料をもらえませんでした。調べてもらったのに、資料はもらえないんだな、と少し不思議に感じました。理由は分からないままです。

2社を比べる中で、対応の早さと、調べたことを資料として受け取れたことは、わたしの印象に残りました。

何度会っても、商談の時間をきっちり分けていた

選んだ会社の担当者は、商談の時間をきっちり決める方でした。世間話は、商談が終わって部屋を出てから、玄関まで見送るほんの短い間に。仕事の話と、それ以外の話の区切りがはっきりしていたんです。

何度か来てもらいましたが、そのたびに同じようにきちんとしていました。若い方でしたが、清潔感があって、見ていて気持ちがよかったのも覚えています。

対応が早いだけでなく、一つひとつが丁寧で、誠実さを感じる。わたしや両親がお願いしたいと思ったのは、そんな担当者でした。

買い手を探すために、いくつかの可能性を考えてくれた

担当者が、購入の可能性がある人や、ほかの不動産会社とも連携してくれていたことも、選ぶ理由になりました。

親の家の隣も空き家だったので、2軒を一緒に買いたい業者がいるかもしれない、という話がありました。担当者は、その可能性について事前に不動産会社にも話をしてくれていました。

ただ、隣の家では別の話が進んでいて、結局まとめての売却にはなりませんでした。

その後、担当者は、もともと家を探していたお客さんに早めに話をしてくれていたようです。その方が最初の内見者となり、結果的に購入してくれました。

隣の家とまとめて、という話は進みませんでしたが、いくつかの可能性を考えて動いてくれていました。そこも、お願いしてよかったと思うところです。

これは両親の家での結果で、同じように頼めば最初の内見で売れるという話ではありません。振り返ると、査定額に加えて、買い手を探すためにどんな動きをしてくれるのかも、わたしたちには大事でした。

また、周辺でも家の売却や購入の動きがあり、話を聞くと、その一帯の売買をほぼ担当していたのも、今回お願いした会社だったと分かりました。

2社への依頼も考えたが、親の負担を考えて1社に決めた

当初は、一般媒介で2社にお願いしようと思っていました。そのときは、一般媒介のほうが高く売れることもあるのでは、と考えていたからです。ただ、実際にいくらで売れるかは物件や状況次第。一般媒介を選べば高く売れる、というわけではありません。

でも、2社にお願いするとなると、やり取りする相手も2社。高齢の両親には、連絡を取りながら進めるだけでも大変そうです。家族で相談して、最終的には選んだ1社に、専任媒介でお願いすることにしました。

会社を比べることは大事。でも、実際にやり取りする両親が無理なく進められるかも大事でした。

離れてからも、書類やお金の日程をまめに連絡してくれた

住み替えで元の家から離れた後も、電話やメールでまめに連絡してもらえて助かりました。

特にありがたかったのは、書類のやり取りや、お金が動く日程についての連絡です。遠方から進める中で、こうしたことをこまめに知らせてもらえたのは心強かったです。

家に来てもらったときの印象だけでなく、その後もちゃんと連絡が取れるか。離れてからのやり取りで、まめな連絡のありがたさを感じました。

両親の住み替えでは、売却先を決めることと合わせて、お金の見通しも整理しました。資金面の話は、親の住み替えで、資産とライフプランを一緒に見直した体験にまとめています。

わたし自身はイエウールを使ったこともある

ここまでは、父が自分で会社を探し、個別に相談した話です。両親はイエウールを使っていません。

一方、わたしは、自分の家で一度イエウールを使ったことがあります。新築の建売住宅を買った後、購入したときの価格に対して、今はいくらくらいの価値があるのか知りたかったからです。

AI査定だけのつもりだったが、不動産会社から電話が来た

そのときのわたしは、AI査定だけで金額が分かればいいな、というくらいのつもりでした。不動産会社とやり取りするところまでは考えていなかったんです。

申し込んだ後、記憶では3〜4社から電話がありました。ただ、特に会社の方とは話さなかったので、査定額は分からないままでした。自分の家を売却したわけでもありません。

電話で話をしていないので、どんな案内だったかまでは分かりません。「今の値段をちょっと知りたい」くらいだったわたしには、会社から電話が来るところまで想定が追いついていませんでした。知りたかった金額は、結局分からずじまいです。

売る機会があれば、また使うと思う

それでも、自分で1社ずつ探さなくても、不動産会社から連絡をもらえる点はありがたいと感じました。

父が会社を探して連絡していたのを見ているので、相談先を探す方法として、こういう選択肢もあるんだなと思います。わたし自身、今後家を売る機会があれば、イエウールを使うと思っています。

ただ、わたしが経験したのは申込み後に電話が来たところまでです。査定額を比較したり、イエウールを通して家を売ったりした経験はありません。

家の価値をちょっと知りたいのか、会社と話しながら売却を考えたいのか。次はそこをはっきりさせて、どんな連絡が来るのかも確認してから申し込みたいです。まずは、自分が何を知りたいのかの整理からですね。

親の家の売却で、査定額と一緒に見てよかったこと

両親の家では、最後の2社の査定額がほぼ同じだったからこそ、担当者の動きや接し方が決め手になりました。

振り返って、比べてよかったと感じるのは次の点です。

  • 問い合わせた後、連絡や対応が早いか。
  • 調べた内容を説明し、資料を渡してくれるか。
  • 何度か会っても、時間や対応がきちんとしているか。
  • 買い手を探すために、具体的に動いてくれるか。

そして、依頼後には、遠方からでも書類やお金の日程をまめに連絡してもらえることが助けになりました。

査定額はもちろん気になります。でも、金額の欄だけを見ていても分からないことはありました。会ったときの対応や、その後の連絡、買い手を探すための動き。両親の家では、そうしたところを比べられたことが、納得してお願いすることにつながりました。

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